シルクの女(ひと)
夢でようやく 逢えたのに
覚めて消えゆく 面影(かげ)の糸
うしろ姿の シルクの女(ひと)よ
愛の居場所を 紡ぎ合い
一から出直す はずだった
幸せだったら 幸せだったら
俺はいい…
雨が夜通し 降りそそぎ
濡れてさまよう はぐれ糸
泣いていたのか シルクの女よ
白い指輪に 頬染めて
はしゃいだ姿を 忘れない
幸せだったら 幸せだったら
俺はいい…
そうよ今でも すきなのと
小指(ゆび)に絡んだ なごり糸
俺を恨むか シルクの女よ
長い旅路で はぐれたが
ほんとは心底 惚れていた
幸せだったら 幸せだったら
俺はいい… |
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