「精密採点DX-G」は下記5つの項目+裏加点で採点されます
音程・表現力・ビブラート&ロングトーン・リズム・安定性

ここでは目に見えない「裏加点」について解説します
裏加点と採点5項目の関係ははっきりした事はわかってはいませんが
裏加点UPのための裏技はいくつかありますのでここで紹介していきます


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声質が大きく影響するのは間違いないのですが、なかなか簡単には調べられない事項です
「倍音」の話題はよく書かれているのですが実際はどうなのでしょうか?
大体最初に「倍音」が影響する事を発見、発表したのは誰なのでしょう?
普通はそんな事わかるはずはないような...流出は開発関係者ですかね?w

とりあえずその「倍音」と「精密採点」の関係についてサラっと触れておきましょう
超簡単に説明しますと綺麗な声質の人、特に女性は倍音が出やすいです
綺麗というよりすっきりとした通る声、悪い表現ではキンキンする声質
有名な歌手で言うと「美空ひばり」が典型的なそのタイプです
逆に言うとハスキーボイスやこもった感じの声質では裏加点が入りにくいのです(裏減点もあります)
このシステムを開発したDAMの人は「美空ひばり」のファンだったのでは?w
個人的な見解としては「声質」を採点に組み込むのはどうかと思いますが...
ハスキーボイスの「桂銀淑」なんかは悲惨かもですね〜w

その「倍音」を含む声質が「裏加点UP」につながるという何とも言えない仕打ち!
対処法としては「キンキンする安いマイクを使う」
「イコライザーを使って」高い周波数だけを拾わせる 等があります

いずれにしてもカラオケ店のマイクは使わずマイマイク持参をおすすめします
店のマイクは劣化してる事も多く部屋によって音の拾い方に一定性がないため
マイマイク持参でどこの店のどの部屋でも同じ条件を作る事が大事です
機材内部のセッティングも声量に合った調整する事が必要です(内部調整
序章A参照)


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「精密採点DX-G」での「裏加点」を正確にこういうものだ!と説明する事は難しいです
しかしどう考えても「裏加点」があるだろうというデータを紹介しておきます


まず「チャート計」を見て下さい
471点と482点、11点の差がありますが結果は...
この不可思議な結果こそが裏加点の存在を物語っていると思います
裏加点の計算をお借りして算出した結果も記載しました









次の比較は「各項目点数」が全く同じ点数だった時の結果です
こちらも裏加点の数値が大きく影響していると思われます






「裏加点」とはどういうものか、という説明は他のサイトでも多く語られています
しかし実際は目に見えてわかるものでもないですし、断言は出来ない事項かと思います
ただひとつ言える事は「周波数の高い声質」が加点されやすいという事実です
とりあえず単純に「キンキンした音声」を出すと点数が上がるという事だけ考えましょう


次に紹介する「裏加点UPグッズ」ですが
個人差もあり必ず点数が上がるという保証は全くありません
実際マイクだけではほとんど効果がない人も多く見られるようです
後で後悔したり人を恨まないように?よく考えてから購入しましょう


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一般的に比較的安価なマイクはキンキンするものが多いです
高いヘルツの周波数だけを拾い出力するという事でしょうか
その中でもよりキンキンする定番マイクを皆さんは使用しているようです
 
 カスタムTRY / CM2000


購入は安心で送料無料、早く届く「yodobashi.com」をおすすめします
アマゾンや楽天ではもう少し安価な販売店もありますが届くのが遅い場合があります

マイクケーブルが付属しますが使用した多くの皆さんが口をそろえて
すぐ壊れてしまったと言っています

ケーブルは別途楽器専門店で購入しておきましょう
サウンドハウス」(¥1,000以上購入で送料無料です)

マイクケーブル(XLRメス−フォン)
 CLASSIC PRO / MIP050 5m ¥605 送料¥440
 CLASSIC PRO / MIP030 3m ¥495 送料¥440
 CLASSIC PRO / MIP015 1.5m ¥440 送料¥440



なお発売元が違うだけで全く同じマイクがサウンドハウスで販売しています
こちらでも同じ効果が得られます(あくまでも個人差があります)
 CLASSIC PRO / CM5S ¥1,188





マイク使用上の注意
マイクケーブルを機械の右下にある「マイク入力」に挿すだけですが
その際マイク音量を必ず0にしてから挿して下ください(抜く時も同様)
音量が上がっている場合の抜き差しは機械を破損させる恐れがありますので要注意です




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 BEHRINGER / BEQ700 ¥3,388(税込)
 CLASSIC PRO / 電源アダプター ¥638(税込)



マイクを使用しても効果の出ない方も多いようです
その場合イコライザーを使用して無理やりキンキン声にしてしまう手があります
この品物は元々ベースギター用なのですがボーカルに使っても問題はありません
なぜこれを皆さんが使っているかと言えばただ単に「安い」からです
なので現在イコライザーを持っている方はそれをお使いください

9V電池で作動しますが取り付けが面倒なのといつ電池切れになるかが心配なので
電源アダプターを使用した方が良いかと思います


接続方法
マイクケーブルをイコライザー本体の入力端子へ
出力端子からフォンケーブルでDAMのマイク入力へつなぎます
この場合もマイクケーブルの時と同様マイク音量を0にして抜き差ししてください



イコライザーから本体へは楽器用のフォンケーブルを使用します
 各種フォンケーブル紹介(長さ・カラー等)




周波数セッティング例
高い周波数をフルに上げて残りは押さえます
この状態で普通にマイコンをしても良いのですが
「LEVEL」を上げ下げしてマイコンの替わりにボリュコンしても構いません




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ここで多少専門的な話になりますがイコライザーを使用するなら
理論上知っておいた方が良いと思いますので説明しておきます

カラオケ機器でおさらいすると「内部のつまみがゲイン」で
「外部の音量つまみがボリューム」になります
どの程度の音量で入力した音声をどの程度の音量で出力するか...という事です
聞こえてくる自分の声が小さければマイク音量を上げますが
入力されている内部のゲイン量は一定のままです

一般的なミキサーや少し高額なイコライザーには
ゲインとボリュームが別々に装備されています
しかしここで紹介した「BEQ700」では「LEVEL」がひとつあるだけです
これはゲインとボリュームの両方を兼ねているのですがそこが問題なのです

ゲインは単なる入力の音量だけではなく音質を変える機能を備えています
クリーン(ノーマル)な音をゲインを上げる事によって歪む音質に変化させます
歪むという表現はギターやベースアンプの使用時に使うものですので
音声に例えて良いものかはわかりませんが音質を変えているのは確かです

何を言いたいかといえば「LEVEL」を上げ下げする事によって
音量だけではなく音質(声質)も変化させていないか?という事です
これは実際にプリアンプやスピーカーを使って試してみればわかる事と思います
まあそんなに神経質になる必要はないのかも知れませんが...
後は「LEVEL」のフェーダーが使いにくいのは確かです


そこで最終的に私の出した結論はミキサーを使用する事です
「抑揚と裏加点を同時にゲットしよう作戦!」

 アナログミキサーMACKIE / MIX5 ¥5,918(電源アダプター付属)



これなら入力ゲイン値を一定にしたまま出力音量だけを変化させる事が出来ます
使い方を簡単に説明します

1chにバランス / アンバランスの入力がありますが
通常のフォン端子のケーブルで良いです





イコライザーのLOWを最小、HIGHを最大にします
ゲインとレベルはとりあえず12時にしておいて
その後抑揚の入り具合で調整をします

MAIN MIX が出力ボリュームになります
9時〜最大値で抑揚(音量差)をつけます
これに慣れたらものすごく使いやすく楽です

コツは「音抜け」するギリギリの位置を探し出す事です
MAIN MIX を9時にしてゲインやレベルを調整してみてください





このミキサーの他の使い道は自宅で歌や楽器の練習が簡単に出来るという事です
1CHにマイクや楽器をつなぎ、2〜5CHにカラオケ音源をつなげばすぐ練習が出来ます
ヘッドホンも使えますしCDプレーヤーやスマホをつなぐのも簡単です

カラオケにおいてイコライザーが不用になった場合は使い道がないかもしれませんが
ミキサーなら先々色々な用途に使えるというのも理由のひとつです

結果個人的な意見ですがイコライザー+電源(¥4,026)より少し高いですが
ミキサー(¥5,918)をおすすめします



※ 同じ曲を歌っても日によって抑揚や裏加点の数値が異なる場合があります
  これは主に体調や喉のコンディションによっても影響されるのだと思われます
  またカラオケ機器毎に「癖」みたいなのがあるような気がするのですが
  さすがにこれは「そんな気がする...」としか言えませんw


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「カスタムTRY / CM2000」 vs 「シュアー / BETA58A」

個人的に録音する際には「BETA58A」を愛用していますが
カラオケ採点には「CM2000」と「MIX5」を使用しています
何曲か歌って比較してみた結果を載せておきます
「8〜11」は1コーラスだけですが他はフルコーラスでの検証です
歌った順は下から上に向かってです

まずマイクの比較は後にしてマイコンやイコライザーの影響を見てみます
「21・20」はミキサーの音量は一定にして「マイコン」をし
「19・18」は「マイコン」の替わりに「ボリュコン」をしました
結果はほぼ変わりありませんでした

次にイコライザーの有無です
ミキサーの「EQ HIGH・LOW」を共に12時=
イコ無
ミキサーの「EQ HIGH=10」「EQ LOW=0」=
イコ有
イコを入れると「0.5〜1以上」裏加点が入っている事がわかります

最後にマイクの比較です
「CM-2000」の方が「0.5」ほど裏加点が多く入っています
「12・13」ではチャート計の結果と素点で目に見えて影響が出ています




検証結果
・「マイコン」と「ボリュコン」はどちらも同じ効果だと考えます
・「イコライザー」の有無はかなり大きく影響しています
・「マイク」は「CM-2000」「CM-5S」等のキンキンするマイクを推奨します


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 注)

 ここで紹介した製品は価格が変わっている可能性があります

 マイクは精密採点DX-Gのための専用マイクです
 ライブでの使用や歌の録音には全く不向きですのでご了承下さい
 なお価格の高い高級マイクは逆に精密採点には向きませんので
 決して高額マイクは購入しないで下さい

 なお精密採点Aiではマイクの差は見られないようです